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能登半島地震から1年3か月。
今も約5,000世帯の方々が県内外での広域避難を続けています。
 
故郷を離れ、慣れない地域で新たな生活を送る広域避難者の中でも、とりわけ高齢者は、外出や地域参画の機会が限られ、時間の経過とともに「社会的孤立」や「望まない孤独」のリスクが深刻化しています。
 
クロスフィールズは、2024年8月から「社会的処方*」のアプローチをもとに、広域避難者の方々と出会い、つながり、彼ら・彼女らを地域資源につなぐことで、孤独・孤立を防ぐ取組を、金沢市近郊で交流型イベント『笑語ひろば』の開催を通じて実践してきました。
本取り組みは、すでに合計13回開催し、約270名(延べ人数)の方々にご参加頂いています。
 
*社会的処方とは:
孤独・孤立の状態に陥っている、あるいはその可能性がある人に対して地域活動などの社会参加の機会を“処方”し、その人が置かれている状況の改善や、孤独・孤立に陥ることを防ぐ取り組みです。イギリスでは2016年から全国的なネットワークが構築され、すでに様々な実践が成果を上げています。
本イベントでは、これまでの取組内容や成果、そこから見えてきた示唆を広く共有するとともに、地域のみなさまと一緒に「広域避難者を包み込む地域づくり」について考えていきます。
 
「広域避難者の方々の孤独・孤立のリスクとは?」
「そもそも社会的処方って、何?」
「地域の企業・団体はどう関わればいいの?」
そんな疑問を紐解きながら、これまでの取組を通じて出会った広域避難者の方々のストーリー、そして現場で見えてきた気づきや可能性を共有します。
 
「つながりを処方する」という新しい地域づくり・社会づくりについて、一緒に考えてみませんか?
実施概要
 
【イベントタイトル】
広域避難者と地域をつなぐ新しい挑戦
~社会的処方の現場から~
 
【日時】
2025年5月30日(金)14:00~15:30
 
【会場】
石川県立図書館 2階研修室
(石川県金沢市小立野2丁目43−1)
 
【タイムスケジュール】
13:50〜 開場
14:00~ オープニング
14:05~ 現在の広域避難者の状況と実態
14:20~ 取り組み紹介:金沢における社会的処方の実践
14:40~ トークセッション:「つながりの処方」において市民・地域ができること
15:20~ クロージング
~16:30 名刺交換・懇親会(ご希望者のみ)
イベント終了後、任意の参加者向けに座談会を開催します。
連携や協働の機会を探している方、取り組みへの参画に関心のある方、メディアの方など、ぜひご参加ください。

\\こんな方におすすめのイベントです//
 
  • 広域避難者支援や、能登半島地震からの復興に取り組んでいる方・関心のある方
  • 地域における孤独・孤立の課題に取り組んでいる方
  • 社会的処方や地域づくりに関心のある方
  • 新しい取組モデルを知り、連携や協働の機会を探している方
登壇者
かおりさん写真スクエア
第一期リンクワーカー /
かなざわオープンキッチン 代表
小尾香
管理栄養士 。「一般社団法人 助産院いのちね」や「ガイア自然学校 未就園児クラス『ありまま』」、幼稚園や婦人会、PTAを始め、食育講座や調理実習など開催。 2024年に起こった能登半島地震をきっかけに、「かなざわオープンキッチン」を立ち上げ、質の高い食事支援とコミュニティーづくりを企画運営。 主な資格は腸内フローラ解析士、血糖解析士、医療用サプリメントアドバイザー、ファステイングアドバイザー。
ゆきこさん写真
第一期リンクワーカー /
能登金沢 陽だまり倶楽部創業メンバー
 山本由起子
元小中学校教員、元金沢市議会議員(2007年~2023年)。議員時代は、教育、子どもの貧困対策、ジェンダー平等などの課題に取り組み、10年前から円光寺こども食堂の運営に関わる。能登半島地震発災後は被災者への支援物資配布のボランティアとして活動し、2024年9月、被災者の居場所づくりのための団体「能登金沢 陽だまり俱楽部」を立ち上げ、畑の活動や編み物カフェの運営に関わる。
小沼プロフィール写真_2024
NPO法人クロスフィールズ 代表理事 /
新公益連盟 共同代表理事
小沼大地
青年海外協力隊としての中東シリアでの活動、マッキンゼー・アンド・カンパニーでの勤務を経て2011年にクロスフィールズを創業。ビジネスパーソンが新興国で社会課題解決にあたる「留職」をはじめ、ビジネスとソーシャルをつなぐ様々な活動を展開。日本国内のNPOのネットワーク組織である新公益連盟の共同代表も務める。2016年にハーバード・ビジネス・レビュー「未来をつくるU-40経営者20人」に選出。著書に『働く意義の見つけ方―仕事を「志事」にする流儀』(ダイヤモンド社)。2児の父で、地域の少年野球チームの監督や小学校のPTA役員も務める。
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NPO法人クロスフィールズ
Co-Create事業推進マネージャー
西川紗祐未
国際協力機構(JICA)本部及び在外事務所にて5年間、ODA事業の案件形成・実施管理に従事。2018年よりクロスフィールズに参画し、多様なプレイヤーによる協働を通じた社会課題の解決に取り組む。2022年より孤独・孤立の課題に特化し、クロスセクター連携を通じた孤独・孤立の予防に資する事業の開発と推進に取り組む。2024年8月より石川における取組の事業推進責任者を務める。
お問い合わせ
クロスフィールズ Co-Create事業担当
(受付時間: 9:00〜18:00 ※土日祝は除く)
TEL:03-6417-4804

主催団体
NPO法人クロスフィールズ
クロスフィールズは「社会課題が解決され続ける世界」を目指し、2011年から活動する団体です。企業と地域や社会課題を橋渡しすることで「人」と「課題」を軸に社会課題解決に取り組んでいます。2022年からは「誰もがつながりを実感しながら安心して生き生きと暮らせる社会」を目指し、人と人、人と地域のつながりを豊かにする活動に取り組んでいます。